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TOEICとTOEFLの違い。

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TOEICとTOEFLは、似た表記がされるため混同されがちですが、大きく異なります。

 

 

■試験目的の違い

 

まず、当たり前ですが試験目的が違います。

 

■TOEICとは、「Test Of English International Communication」の略です。

英語による実践的なコミュニケーション能力が評価される試験です。

日常会話やビジネス会話が多く出題され、日本においては外資系企業や大手企業においてTOEICスコアが評価されます。

 

■TOEFLとは、「Test Of English as a Foreign Language」の略です。

日本だけではなく、英語を母国語としない国の人々を対象とした試験です。

海外留学のための試験で、アメリカやイギリス、オーストラリアなどの教育機関において、入学・卒業の基準として用いられています。

そのため、アカデミックな内容や大学などで生活するための日常会話を題材にした問題が多く出題されます。

 

■試験内容の違い

 

TOEICとTOEFLは、試験目的が違うため、もちろん内容も異なります。違う勉強をしなければなりません。

 

一般に受験された方ならわかるかもしれませんが、TOEFLのほうが難易度は高いと言えます。

 

TOEICが、リスニングとリーディングのみのマークシート形式であるのに対し、TOEFLは、リスニング、リーディングに加え、スピーキング、ライティングという日本人英語学習者の多くが苦手とする分野が含まれているからです。

 

TOEICとTOEFLは試験の形式も異なります。

 

TOEICは答案用紙とペンを使う一斉試験ですが、TOEFLは会場へチェックインした順に受験できるiBT(Internet-based Test)試験です。TOEFLでは試験会場にパソコンが用意され、パソコン上でテストが行われます。受験者は、頭にヘッドセットを装着して、パソコンに向き合いながら試験を受けることになります。

 

■どちらを受ければいいの?

 

TOEICとTOEFLのどちらが役に立つかということは、目的が違うため決めることはできません。個人それぞれの目的に応じて学習するべきです。

 

ビジネス会話を学びたいのであればTOEIC、海外留学を考えているのであればTOEFLが役立ちます。

 

しかし、多くの人はTOEICが一般的であるため、TOEFLにおいて高スコアを所持しておくことは、これから評価されるかもしれません。

特に国際協力活動においては、スピーキングやライティングも重要となるため、TOEICで高スコアを取れる方はTOEFLに挑戦してみることをおすすめします。