国際協力を考える

世界を変えるためにできること。

援助じゃアフリカは発展しない。

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ほんとうにアフリカに援助は必要なのか?考えさせられるTED講演を二つ紹介します。

 

経済的な発展の過程では、人々が支援を必要としないなら放っておくべき。

 

 

 

「経済発展の過程では、人々が支援を必要としないなら放っておくべき」

 

 

ということが、支援する際の第一の原則です。

 

 

「途上国」と聞いたとき、

 

飢餓、貧困、マラリア、HIV感染や内戦などのイメージと結び付けられます。

 

なんとなく「援助しなくてはいけない」「かわいそう」といったイメージがあるかもしれない。

 

 

しかし、実際には途上国の中心部は発展おり、田舎や低所得層の人々の住むコンパウンドでも人々は幸せそうに暮らしている、ということがあります。

 

 

確かに解決すべき問題はまだ残っており、これまで多くの援助がなされていますが、過度な援助や不必要な発展により劣等感を生み、格差が広まることは避けなければいけません。

 

 お金を投資するだけの援助では、何の意味もない。

 

 

 

このTED講演は、2007年のものですので、援助のあり方は徐々に変わってきていると思いますが、『お金を投資するだけの援助では、持続的な発展にはつながらず、何の意味もない』ということを改めて考えさせられます。

 

 

国際協力を考えるとき、どこか『助けてあげる』というこちら側の視点で考えてしまう側面がありますが、援助には負の側面があるということも忘れないでおきたいですね。

 

 

エスネスト・シロッリさんの講演で紹介されていたザンビア人女性のダンビサ・モヨさんの本援助じゃアフリカは発展しないは、日本語でも出版されていますので、ぜひ一読を。